【コラム】PolyLite PCの応用例

ポリカーボネート(PC)は、いわゆるエンジニアリング・プラスチックの一種で、高い耐熱性と機械的強度、光学的透明性、難燃性を持つ材料です。
PC はこれまで、高額な産業用FDMマシンでのみ使用されてきましたが、Polymaker社のPCは、PolymakerとCovestro(旧社名:Bayer MaterialScience)のパートナーシップのもとでデスクトップ型3Dプリンターで使用可能なPCフィラメント「PolyLite PC」として開発されました。一般のPC素材より使いやすいのが特徴です。
また、PolyLite PCは、PC素材のそのままの性質を所有、良好な光学的透明性を持つため、造形物に魅力的でクリスタルのような輝きを与えます。更に、110℃以上の高温に耐えることもでき、優れた機械的強度も持ちます。PolyLite PCは優れた性質とプリント品質を持つだけでなく、プリントと後処理も簡単な材料です。

Carbon Wasp Ltdは、英国を拠点とし、カスタマイズカーボンファイバーバイクフレーム、部品、試作品の設計・製造を専門とする企業です。カーボンファイバーの部品のデザイン、試作、製造に関しまして、10年以上の経験を持っています。
Carbon Wasp Ltdは数年前から新しい製造工程を開発しており、その重要な部分は3Dプリンティングされた部品の利用です。プリプレグカーボンファイバーはすべてのカスタマイズフレームと部品に使用されています。プリプレグカーボンファイバーを充分に利用するには、100℃以上の高温に耐えながら大きな内圧に耐えるプラスチックを使用する必要があります。しかし、Carbon Waspのニーズに合うに3Dプリント用ポリカーボネートを見つけるのが困難でした。

最後彼らがPolyLite PC(旧名はPC-PLUS)に出会い、大満足でした。
その理由は、PolyLite PCは、強くて優れた耐熱性があり、また最も重要なのはプリントしやすさと安定性にあります。安定した結果が得られ、過度の反りなど、ポリカーボネートに関する最も一般的な問題は発生しません。

注記:Covestroは高機能ポリマー材料の領域を中核事業とするグローバル企業です。旧社名はBayer MaterialScienceであり、PC素材を発明した会社です。

PolyLite PCは今年の4月にPC-PLUSから変名され、量も大幅に増量しました。

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