【コラム】PolymakerのポリカーボネートがMakerBot 3Dプリンター用フィラメントに認定

Polymakerのポリカーボネート(PC)がMakerBot 3Dプリンター用フィラメントに認定されましました。

チャンバー機能を搭載した産業用3Dプリンター向けに特別設計されたポリカーボネート(PC)は、優れた機械的特性および熱的特性を持ち、幅広い用途で応用できます。

2020年9月17日 ニューヨーク市ブルックリン
3Dプリンター大手メーカーのストラタシス社の子会社MakerBotは、METHOD X 3Dプリンター向けに、Polymakerのポリカーボネート(PC)3種を認定材料としたと発表した。

Polymaker™ PC-PBT、PolyMax™ PC-FR、PolyLite™ PCは、「MakerBot LABS Experimental Extruder」を搭載したMETHOD X 3Dプリンターで印刷できる。このエクストルーダーは、METHOD用に開発された検証用エクストルーダーで、ユーザーは様々なサードパーティー品を使用できる。PolymakerがLABSの材料として追加されたことは、METHOD Xユーザーが、ポリカーボネート(PC)の優れた機械的特性および熱的特性を使用できると同時に、従来のデスクトップ型3Dプリンターで起こりやすい反りや変形の問題を軽減することを指す。

ポリカーボネート(PC)は、優れた靭性、光透過性、耐熱性、電気抵抗性を備えた人気のあるエンジニアリングプラスチックです。ガラスと同じぐらい光を透過する能力があり、ABS等の他の熱可塑性プラスチックよりも優れた耐衝撃性を持つ為、自動車部品、保護装置、医療機器部品、外部照明器具製造のプロトタイピングから最終製品にも使用されている。

しかし、ポリカーボネート(PC)は冷却が速すぎると収縮しやすく、造形物が反ったり変形する可能性がある。その為、ポリカーボネート(PC)を印刷する場合、チャンバーで庫内温度を制御することが必要だ。

MakerBot METHOD X 3Dプリンターは、110°Cに達するチャンバー機能を備え、徐々に冷却して反りや変形を最小限に抑えられる。 METHODは、印刷中に造形物が冷却される速度を制御し、チャンバー機能がない一般的なデスクトップ型3Dプリンターに比べ、ポリカーボネート(PC)やその他のエンジニアリングプラスチックをより失敗せずに印刷できるようになる。更に、ポリカーボネート(PC)は湿気に敏感な為、PolymakerはPolyBox™の使用を勧めているが、METHOD Xユーザーであれば、フィラメント乾燥モードを使用して、水分を除去することもできる。

「ポリカーボネート(PC)」は、要求の高い機能部品によく使われていますが、優れた機械的特性、難燃性、耐薬品性により、3Dプリンティングの限界を超え、新たなチャレンジを試みることができます」と、PolymakerのCEOであるXiaofun Luo氏は述べている。また、「ポリカーボネート(PC)を使った3Dプリンティングに詳しい者なら誰でも、大型で丈夫で複雑な部品の印刷にはチャンバーが不可欠であることを知っています。METHODはデスクトップ型3Dプリンターに工業用の機能を加えており、ユーザーは弊社のPCシリーズが提供する材料特性の恩恵を受けられます」と述べている。

MakerBot副社長Johan-TillBroer氏は次のように述べている。「最大110°Cのチャンバーを備えたMETHODは、エンジニアリングプラスチックを印刷するにあたり、強力でユニークなプラットフォームです。エンジニアがプロトタイピングから最終部品の印刷へと進むにつれて、エンジニアリングプラスチックへの関心が高まっています。今回、PolymakerがMakerBot LABS用にPC材料が認定されたことに嬉しく思います」

Polymakerのポリカーボネート(PC)が加わったことにより、METHODポートフォリオのMakerBot LABSは9になり、METHODプラットフォームで利用可能なフィラメントの総数は19になる。認定されたPolymakerのポリカーボネート(PC)は次の通り。

Polymaker PC-PBT

このポリマーブレンドは、PBT(ポリブチレンテレフタレート)の優れた耐薬品性と、ポリカーボネート(PC)の優れた強度および靭性を兼ね備えている。 PCやPC-ABSと比較して、PC-PBTは耐薬品性に優れている為、燃料、オイル、潤滑剤、クリーナー等の接触に対し、耐性が必要な造形物に印刷可能。 炭化水素ベースの化学物質と接触する場合でも、氷点下など極端な状況下でも良好に機能する。Polymaker PC-PBTは、低温で優れた靭性と自然な延性破壊挙動を維持する特殊な材料である。
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PolyMax PC-FR

難燃性(FR)ポリカーボネート材料であるPolyMax PC-FRは、UL-94V0規格に適合しており、優れた靭性、強度、および耐熱性があり、自動車、鉄道、および航空宇宙産業の応用に最適である。
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PolyLitePC

PolyLite PCは、3Dプリンター用に特別設計されたポリカーボネート樹脂を使用して製造されている。 この材料は高い弾性率を示す為、屋外照明ハウジング等、優れた剛性と光拡散を必要とするアプリケーションに最適である。PolyLite PCは透明色で、優れた光学的透明度があり、魅力的なクリスタルの輝きでパーツをレンダリングできる。
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ポリカーボネート(PC)の造形物をより本来の物性値を出す為、Polymakerは印刷後、造形物をアニールして残留物を取り除くことを推奨している。METHODのチャンバーとアニールを組み合わせれば、ユーザーはより強力でグレードの高い部品を製造できるようになる。

「MakerBot LABS Experimental Extruder」を使用すると、METHODで様々なサードパーティー品をオープンマテリアルプラットフォームとして使用できる為、ユーザーは幅広い用途で応用できる。 MakerBotは、MakerBot LABSを通じて様々なフィラメントを提供しており、材料開発プログラムのパートナーには、BASF 3D Printing Solutions、Jabil、Kimya、LEHVOSS Group、Mitsubishi Chemical、Polymakerが名を連ねてる。
PolyLite™ PC フィラメント